G-0T6VL0H351 前仙人ヶ岳を目前に | 猫や亭エビスブログ

前仙人ヶ岳を目前に

自宅から一番近い山を、私は生まれてから一度も歩いたことが有りませんでした。

自宅から杉の木の間から見える尾根。

家には10時まで陽が当たらないのに、7時には陽が当たる。

眼前の杉の木が無ければ既に、陽のあたる明るい家になっているはずなのに…

そんな山を鈴を鳴らして歩いている人影が…

えっ?

歩こうとも思っていなかった山を歩いている人がいる!!

軽く衝撃を受け今回思い切って歩いてみようと決心。

登り口など見当たらないこの山を私は歩きました。

花粉症持ちで中学時代は右手にテニスのラケット左手にハンカチだった。

当時は花粉症なんて言葉すらなくて、でもスギ花粉と言う言葉が出来てから玄関出たら杉の木という過酷な環境を何度恨んだことか。

そんな山をこの花粉症時期に登ってやる!!

登り始めると小粒の動物のフンを見つけました。

庭のミカンや金柑、バラの葉を丸坊主にしては山に帰ってゆく『鹿』のフンです。

歩いている間至る所に有りました。

何頭居るのかは分かりませんが、この山から降りてくることは間違いありません。

あまり人も歩かない山なので、倒木や枯れ枝が多く、その中でもこういった枯木はとても綺麗に見えました。

杉の木につかまりながら急傾斜を登り時にはスイッチバックで獣道を辿って尾根まで辿り着いてビックリ。

とても温かい日差しが差し込む緩やかな尾根が続きました。

道標のピンクのリボンがきちんと木に巻かれていて、しかも分かりやすい尾根が続きました。

何処の山でもそうですが、松の木が立ち枯れや倒木となっていました。

昔はヘリコプターで山へ農薬散布していたことを思い出します。

この二股の木、実はよく見ると左は松、右は檜です。

そしてもっとよく見ると根元、松の根がヒノキの木に巻き付いています。まるでタコが抱きついているかのように。

松の木から生えている綺麗なキノコも見つけました。

尾根を歩き続けると、何故かとても綺麗な場所が…

まるで聖域。

写真では分からないかもしれませんが、とても明るく、倒木や枯れ枝も少なく穏やかな場所でした。

そして一時間ほど歩いた所で山頂らしき場所に到着。

その先にも道はありYAMAPで確認すると眼前の山は前仙人ヶ岳と有りました。

まだ11時。

先を歩き前仙人ヶ岳への尾根に向うことも出来たのですが、何の装備もなくお茶のペットボトルと携帯と鈴。

それに、午後からは庭造りを進めたかったので、先へ進むのは次回にする事にしました。

それにしても、とても素敵な遊び場がすぐ近くに。

山歩きを始めて7年ほど経ちますが、何故かここへたどり着くために歩き始めた様な気がします。

いいトレーニング場が出来ました☺️

山頂から下り始めて足元にキラキラ光る石を見つけ、思わずパシャリ。

やはり写真には写りませんね☺️

石灰岩がキラキラしたのでしょうかね。

そして、行きには気付かなかったのですが枯れた松も有れば、その松が残した子孫も。

まるで植樹されたかのように、東側に沢山生えていました。

ご覧頂きありがとうございます😊

最後に自宅の沈丁花を。

一昨年の暮れ、花屋で「沈丁花有りますか?」と聞くと、時期外れで店の裏で枯れるのを待っていたかのような葉の少ない小さな苗を、一株50円で譲って頂きました☺️🍀

それでも一回り大きな鉢に植え替えると、今年見事に咲かせてくれました。

花の香りがたつのは温度が関係するそうです。

玄関脇の沈丁花。

日中、良い香りを漂わせてくれています。

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